陸自大村駐屯地２等陸尉が部下隊員に「わさび」食べさせる暴行で処分

陸上自衛隊大村駐屯地の隊員が、部下の隊員にわさびを食べさせる暴行を加え、傷害を負わせたとして２９日付で停職１カ月の懲戒処分を受けました。

処分を受けたのは、陸上自衛隊大村駐屯地第１６普通科連隊の３０代の２等陸尉です。

大村駐屯地によりますと２等陸尉は２０２１年１１月１日（月）、駐屯地で、部下の隊員の教育指導中、いねむりをしていた隊員に対し、「目を覚まさせるため」だとして、わさびを食べさせる暴行を加えました。

わさびを食べさせられた隊員は、全治５日間の急性胃炎になりました。

事案の発生から処分までに３年かかった理由について大村駐屯地広報室は、「調査に時間がかかった」としています。

第１６普通科連隊長の土肥崇紀一等陸佐は、「本事案を深く受け止め、教育指導を徹底し、更なる指導に努めていく」とコメントしています。