県北部の中心都市で、長崎県では2番目に多い人口を擁しています。西海国立公園「九十九島」に代表される、豊かな自然に恵まれた街です。かつて旧海軍の軍港として栄えた歴史をもち、現在は米海軍基地を有する、国際色豊かな港街でもあります。独自の食文化も数多く、「佐世保バーガー」や「レモンステーキ」が地元のソウルフードになっています。日本最大級のテーマパークであるハウステンボスに代表される観光都市でもあります。

平戸市は、北は玄界灘・西は東シナ海を望む歴史ある港町。長崎市の出島ができる以前、外国との貿易港として栄えていました。西洋文化の玄関口として、現在私たちの身近にあるコーヒーやビールなど数多くのものが平戸から日本中に広まったといわれています。また、「平戸の聖地と集落」が世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産として登録。キリスト教にまつわる歴史や文化が今なお残っています。

長崎県の北部、北松浦半島に位置し「あじの水揚げ量日本一」を誇る松浦市。松浦で提供されるアジフライはその美味しさで食通を唸らせ「アジフライの聖地」を宣言しています。2011年には、鷹島の海底で元寇船が発見され、日本初の海底遺跡「鷹島神崎遺跡」に指定されています。昭和40年代まで石炭の町として栄えましたが、現在では国内屈指の火力発電が稼働。西九州自動車道や鷹島肥前大橋の整備など交通アクセスも便利になってきています。

長崎と佐世保市の中間に位置し、西彼半島の北部にある西海市。西海国立公園に指定されるほどの自然の宝庫で、空と海が交わるような外海、波静かな内海２つの海の表情が楽しめます。海と山の恵みを存分に味わえる西海グルメも人気で、「カキ」、「イサキ」、「あらかぶ」などの魚介類や、温州みかんをはじめとする多種多様な柑橘類だけでなく、ジューシーで糖度が高くまるでフルーツのような味わいの大島トマトも有名です。

五島列島北端部にある小値賀町は、大小17の島々から構成され全体が西海国立公園に指定されています。懐かしい原風景が残る島として「日本で最も美しい村」にも選ばれています。一般家庭に宿泊する「民泊制度」に島内30以上の世帯が協力し、魚さばき体験などが楽しめます。「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成遺産「野崎島の集落跡」が世界遺産に登録。島のシンボル「旧野首教会」を始め信仰の歴史を物語る集落を見ることができます。

佐々町は、長崎県の北部に位置する緑と水に恵まれた自然豊かな町です。長さ約22ｋｍにおよぶ佐々川は米や野菜などの美味しい農作物を育み、日常生活に欠かせない町のシンボルとなっています。美しい清流に育まれたシロウオやアユが獲れ、佐々の食文化を彩っています。春は河口沿いの美しい桜並木を眺め、川のせせらぎを感じながら楽しめるお花見散歩が人気。町の中心部に店舗や公共施設等が集まり、日々の暮らしにとても便利な町です。

東彼杵町は、長崎県のほぼ中央部、大村湾の東側に面する町。県内の荒茶生産量およそ6割を占めるお茶の一大産地。東彼杵の茶「そのぎ茶」を全国に展開しています。江戸時代から続く「そのぎ茶市」など、新茶の時期には「お茶のまち」を印象付けるイベントが数多く開催されています。海岸沿いにあるレトロな雰囲気がたまらない千綿駅はSNSで人気の絶好の撮影スポット。駅のホームの前には大村湾が広がります。

長崎県の中央に位置する東彼・川棚町。全国和牛能力共進会で日本一の称号を得たことがある長崎和牛の産地として有名です。特産はアスパラやトマト。木場棚田では秋になると米の収穫と合わせて木場浮立やイノシシレースが開かれます。大村湾に突き出した大崎半島は、全域が県立自然公園に指定される県内有数のオールシーズンレジャースポットとして人気です。工場地帯がある川棚は川棚数石大橋がかかったことで産業発展も進んでいます。

波佐見町は400年以上も前から作られている波佐見焼の産地として近年高い注目を集めています。全国の一般家庭で使用されている日用食器の約１５パーセントを波佐見町で生産。毎年ゴールデンウィークに開催される大人気イベント「波佐見陶器祭り」には安くて良い品を求めて多くの焼き物ファンが足を運びます。また、西ノ原地区は日々変化しているおしゃれなエリアで、製陶所跡にカフェやギャラリー、雑貨ショップなどが立ち並びます。

県の中央に位置し、長崎・島原・東彼杵を結ぶ諫早市は、古くから交通の要衝として栄えました。諫早は県内屈指の工業の町で「諫早中核工業団地」の製造品出荷額は県内２位。また、有明海の奥・諫早湾ではカキ。外海の橘湾では、イワシやアジ、内海の大村湾ではナマコなど特色の違う海の幸にも恵まれます。諫早平野は県下最大の穀倉地帯で米の生産量は県内１位を誇り、多良山系の水の恩恵を受け、農産物の生産も盛んです。

大村市は長崎県の中心部に位置しています。歴史は古く、鎖国時代に日本初のキリシタン大名・大村純忠が城下町を築き、さらに江戸時代には海外との窓口であった長崎と各地を結んだ長崎街道が通り、宿場町としても賑わいました。現在では世界初の海上空港が1975年に開港。1990年には長崎自動車道大村・武雄北方（たけおきたかた）間が開通。さらに2022年九州新幹線西九州ルートの新駅が開業するなど交通の要衝の地となっています。

温暖な気候で水と緑に恵まれた島原市。江戸時代、松平七万石の城下町として栄えた名残で現在も島原城を囲むお堀と点在する武家屋敷が古き良き面影を漂わせています。古くから「水の都」と呼ばれており、雲仙山系の伏流水が各所から湧き出し「島原湧水群」として1985年環境庁の「全国名水百選」に選ばれています。島原市は街中をゆったりと流れる湧水群などの地域資源をいかした観光都市。そして、県下有数の農業地帯でもあります。

島原半島の北西部に位置し、半島のおよそ半分の地域を占める雲仙市。中央に連なる雲仙岳が四季折々に表情を変える美しい風景、さらに貴重な野鳥と植物の宝庫であることから日本で初めての国立公園に指定されている風光明媚な自然が自慢の町です。/
湯けむりの町・雲仙市。雲仙地獄を中心に、散策を楽しめる「雲仙温泉」、橘湾を望む海辺の温泉郷「小浜温泉」は、長崎を代表する温泉地として知られています。

世界遺産のまち、南島原。「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」構成資産のひとつ「原城跡」は、キリスト教の伝来から潜伏までの歴史を伝える場所として世界文化遺産に登録されています。島原ジオパークは地質学的に貴重な場所として国内で初めてユネスコの世界ジオパークに認定。そして、生産量で全国２位を誇る南島原の特産物が「島原手延そうめん」。南島原市の美味しい水を使ったそうめんは、コシが強くのど越しの良い食感が楽しめます。

長崎県の県庁所在地。江戸時代には国内唯一の国際貿易港として栄えました。市内には「大浦天主堂」「軍艦島」などの世界遺産があり、「長崎ちゃんぽん」や「カステラ」など特徴的なグルメも豊富です。長崎市中心部の夜景は「世界新三大夜景」に認定されるなど国内有数の観光地として人気があります。世界で最後の被爆地として平和教育にも熱心に取り組んでいます。西九州新幹線の開業など長崎は今、100年に一度と言われる進化の時を迎えています。

交通の利便性から長崎市のベッドタウンとして注目されています。豊かな山々や町の中心部を流れる長与川そして波穏やかな大村湾を望むことができる、都市と自然が調和した町です。また、農業が盛んでオリーブやイチジクなど様々な作物が作られています。大村湾に面した温暖な気候に恵まれたみかんの産地としても有名です。秋ごろの収穫の時期を迎えると、山全体がみかん色に染まるほどの豊富な作付け面積を誇ります。

長崎市北部に隣接する西彼・時津町は、大村湾に面した穏やかな気候の町です。町のキャッチコピーは「誰もが住みたくなる町へ」。企業進出が進み働く場が多く、豊かな自然を利用した大型公園や文化施設が次々とつくられ、より住みやすい町へと発展し続けています。郊外型の大型商業施設も増え県内トップクラスの「商工業」の町になりました。大きな岩が絶妙なバランスでそびえ立つ「鯖くさらかし岩」が町のシンボルとなっています。

九州の最西端に位置する五島市。美しい海と豊かな緑に囲まれ、海産物をはじめ美味しい食材の宝庫であり、キリシタン文化や遣唐使ゆかりの地として深い歴史を持つ場所です。「奈留島の江上集落」「久賀島の集落」は「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界文化遺産に登録され注目を集めています。スポーツが盛んな島として起伏に富む地形を活かしたマラソンやトライアスロンの国際大会が開催され多くのアスリートから愛されています。

新上五島町は2004年上五島・新魚目・若松・有川・奈良尾の5町が合併して誕生した町です。島内全体が自然資源の宝庫と言える町で人口のおよそ25％をカトリック信者が占めており明治時代から建築されてきた教会が29も点在しています。「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として「頭ヶ島（かしらがしま）の集落」が世界文化遺産に登録されました。自慢のご当地グルメは日本三大うどんの一つに数えられる「五島手延うどん」です。

対馬市は、九州と韓国の間の対馬海峡に浮かび山林が面積の約９０％を占める自然豊かな島です。長崎からは飛行機でおよそ35分。博多港からはフェリーで約４時間30分で訪れることができます。対馬ではツシマヤマネコ・ツシマテンなど大陸系の生物が分布するなど独特な生態系が築かれてきました。江戸時代には対馬藩が幕府から朝鮮外交の窓口を任され王朝からの使節団「朝鮮通信使」の護衛をつとめるなど海外との交流が深い場所でもあります。

長崎県の北東、玄界灘に位置する壱岐市。壱岐は、美しい海と大地に囲まれた「玄界灘の宝石箱」とも呼ばれ、ウニやサザエを代表とする海産物や米やアスパラガス、壱岐牛など農畜産物も豊かな半農半漁の島です。無人島「辰ノ島」をはじめ猿岩など観光名所が多いことも魅力の一つです。また、壱岐は日本最古の歴史書「古事記」で天と地をつなぐ、神との緑深き地とされ150を超える神社がある「神々が宿る島」としても知られています。

【写真】「ふるさとチョイスＡＷＡＲＤ ２０２４」で壱岐市と波佐見町が部門大賞

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