佐世保市で１日３件の火災… 住宅２棟･倉庫１棟が全焼 空気の乾燥 火の取り扱いに注意

１９日未明から昼すぎにかけ佐世保市で３件の火災が相次ぎ、住宅２棟と倉庫１棟が焼けました。

現在も、壱岐と対馬を除く県内全域に乾燥注意報が発表されています。火の取り扱いに注意が必要です。

付近住民：
「煙の量がすごかった。どうすることも出来ないですからね」

１９日午前３時半すぎ、佐世保市北部の矢峰町で無職の小嶋光義さん９０歳の木造平屋建ての住宅約９７平方メートルが全焼しました。小嶋光義さん（９０）は介護施設に入居中で、出火当時、家には９０歳の妻が一人でいて、逃げる際に煙を吸って救急搬送されました。

また午前１１時４０分ごろには佐世保市北部の皆瀬町で、近隣住民らが共同で使っていた木造平屋建てトタン葺きの倉庫、約１５０平方メートルが全焼しました。

倉庫にはペンキや農機具、車２台などが置かれ、いずれも全焼しました。出火前、倉庫の敷地内では利用者が野焼きをしていました。「わらを燃やしていた」と話していて、相浦署が関連を調べています。

更に午後０時２０分ごろには、南部の黒髪町の無職・富永哲也さん６４歳の自宅から火が出て木造２階建ての住宅兼倉庫約３８７平方メートルが全焼しました。

付近住民：
「いやー怖いですね…。何メートルやろか…火柱まで見えた。真っ黒な煙もモクモクと」

出火当時、家には富永さんら家族３人がいて、全員逃げて無事でしたが、富永さんが消火活動中、両足にやけどをしました。

２０日も壱岐・対馬を除く県内全域に乾燥注意報が発表されています。空気の乾燥した状態が続くため、火の取り扱いにご注意ください。