10月の日曜日の朝。諫早湾の干陸地の一角に集まったのは、きりりとしたシェパードたち。
長崎県や佐賀県で嘱託警察犬として活躍している犬と、その指導手です。週に1度、有志のメンバーが合同で、追跡などの訓練をしています。
警察が直接飼育する「直轄警察犬」のいない長崎県では、民間で飼われている「嘱託警察犬」と、指導手の力が欠かせません。
一方で、大型犬の飼育、訓練場所の確保、急な出動要請など、警察犬を飼うハードルは高く、担い手確保が課題となっています。
長崎県警は間口を広げようと、2025年に犬種の制限をやめました。それまではシェパードなど7犬種のみでしたが、今は中・小型犬も挑戦できます。
また、訓練のモチベーションを維持してもらえるように、2年に1回だった警察犬審査会を、今回から毎年開催に変更しました。今年は今月28日に開催されます。
警察犬への道は決して簡単ではありませんが、興味を持つ人が少しでも増えることを、県警も指導手たちも期待しています。
全国ではトイプードルやポメラニアンも警察犬になっています。長崎県も、シェパードやラブラドルレトリバーにまじって、小さな警察犬が活躍する日が来るかもしれません。
動画には、今年5月、長崎市で行方不明になった小学生の発見に貢献したサム号(7)も登場します。