合格率100%。訓練生と指導員の二人三脚で大きな目標を達成です。国家検定「技能検定2級実技試験」に合格した訓練生たちが、県庁で喜びを報告しました。
県庁を訪れたのは、西彼・長与町高田郷にある県立長崎高等技術専門校・電気システム科2年生の訓練生です。
試験は、9月に開催された技能五輪長崎県大会「配電盤・制御盤組立て作業」部門の予選を兼ねて実施され、受験した15人全員が合格。高技専初の快挙を果たしました。
幅広い知識と確かな技能が求められる試験で、昨年度の全国の合格率は31%と難易度の高い検定です。
高技専電気システム科 川下仁さん(2年):
「『合格率100%』という成果は、私たち訓練生一人ひとりが日々の訓練に真剣に取り組んで、達成出来たものと感じております」
県産業労働部の宮地智弘部長は「みなさんの努力の成果です。長崎の産業界の期待に応えるような人になってほしい」とたたえました。
高技専電気システム科 円居己大さん(2年):
「難しい試験で1日中部屋にこもって作業をしていたので、合格したんだと実感が証書を手に取ってみてすごく感じる。(就職先は)長崎のライフラインに関わる仕事なので、長崎の生活をしっかり守っていきたい」
高技専電気システム科 井川憲雄専門指導員:
「(試験対策の)訓練を始めて10年ぐらい経っています。最初は合格率が10%とかからのスタートだったのでそこから訓練生も指導員も合格のために知識を増やしていって、外部講師の指導を受けながら訓練生と指導員が成長してようやく達成できた」