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長崎市高齢者ワクチン接種は12日から「恵の丘」で

2021年04月08日

長崎県内で最も早く高齢者への新型コロナのワクチンの接種が始まる長崎市は8日、週明け12日から「恵の丘長崎原爆ホーム」で接種を始めると発表しました。国内で12日から始まる高齢者へのワクチン接種について長崎市は、重症化のリスクが高くクラスターになりやすい特別養護老人ホームの入所者から接種を進める方針です。長崎市のワクチン接種事業室は8日、12日の午前10時から長崎市三ツ山町の「恵の丘長崎原爆ホーム」の入所者から接種を始めると発表しました。対象は300人で、ホーム内の診療施設で接種を進めます。国が各都道府県に配分する高齢者用のワクチンは9日にも2箱、2回接種で975人分が長崎市に届く予定です。4月26日の週には、今月分の残り1箱、2回接種で487人分が届きます。合わせて1462人がファイザー社製のワクチンに必要な2回の接種を受けることができるようになりますが、長崎市内の接種対象の特別養護老人ホームは30施設で入所者は約1900人。今月分だけでは足りないため来月初旬に国から供給されるワクチンも優先的に割り当て接種を進めます。長崎市内の65歳以上の高齢者は約13万5000人で、今月接種できる予定の高齢者(1462人)は、そのわずか1.1%に留まっています。