被爆80年の今年、被爆者や被爆2世がイギリスのケンブリッジ大学などで被爆体験を話し、核廃絶への思いを広げます。
イギリスで講話をするのは、いずれも被爆者で県被爆者手帳友の会の朝長万左男会長(81)と、本村チヨ子さん(86)、そして被爆2世の大瀧知子さん(64)の3人です。
5月11日から約1週間、核保有国イギリスのケンブリッジ大学などで被爆体験を通じて、核兵器の非人道性を伝えるほか、現地の学生たちと対話する予定です。
友の会が行う「ヒバクシャ・ミライ・プロジェクト」は、世界の若者たちと連帯し、核兵器廃絶への思いを広げるのが目的で、2023年のアメリカ訪問に次いで2回目です。
被爆者県被爆者手帳友の会 朝長万左男会長(81):
「(核兵器廃絶に向け)あなた方は責任世代ですよと。核保有国の中でも連帯が生まれてくるということになれば人類は核を手放していくことに成功するのではないかと」
被爆者本村チヨ子さん(86):
「80年間こういう思いで生きてきた、こういう健康状態で生きてきた。平和があったからこそ生きてきたんだよ、だから大事にしようねとそこまで伝えることができれば、伝わればうれしい」
4回の講話のうちの1つは、日本時間の5月12日(月)午後8時から、共催する「大和日英基金」がYouTubeで生配信します。