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【長崎】「ちゃんと使えば便利」”生成AI”長崎市で勉強会 AIのメリットデメリット教える

2023年06月21日

日々の仕事や暮らしへの活用が広がる人工知能=AIのメリットやデメリットを市民らに知ってもらおうと長崎市が勉強会を開きました。

文章の作成や翻訳などができる対話型AI「チャットGPT」をはじめとする「生成AI」の利用が様々な分野で急速に広がっています。業務の効率化などが期待できる一方、個人情報の漏えいなどのリスクも懸念されています。
AIがどのようなものか知ってもらおうと長崎市が勉強会を主催し、市の職員や市民約130人が参加しました。

参加した元教員の男性:「文章を書くことがあるので、それに利用できたらなと思って(参加した)」

講師に招いたのは、長崎市で農業や製造業にAIサービスを提供する「LAplust(ラプラス)」の最高執行責任者を務める原崎芳加さん(30)です。

LAplust・原崎芳加最高執行責任者:「リスクを把握してどう使いこなすかが、皆さんには重要だと思う」

AIが発達してきた背景やその特性に触れ、「AIが示す情報が正しいかどうか、自分で判断していく力が必要」と強調しました。

原崎最高執行責任者:「あくまで(AIは)道具。どう使うかで悪意を込めることもできるし、役立てることもできる。やぶから棒に危ないからだめ、ではなく、ちゃんと使えば便利なものということを把握してしておいてください」
参加した長崎市職員:「(AIで)なくなっていく職業もあると言われるが、それをうまく使って自分の味をつけて生かしていけたら強いのかなと」

原崎さんは7月7日(金)、県主催のセミナーでもAIについての講演を行う予定です。