長崎市の浜市アーケードの店舗の従業員らが、商業施設から出火した想定で防火訓練をしました。
訓練は、ハマクロス411の2階から出火した想定です。浜市商店連合会の自衛消防団や施設の従業員、市の中央消防署の隊員ら合わせて約60人が参加しました。
長崎市浜町では57年前、1968年5月10日に起きた「浜町大火」を教訓に、毎年この時期に防火訓練を実施しています。参加者らは、防火設備の操作や点検のほか、アーケードの屋根の開閉や客の避難誘導、負傷者を救助する際の手順などを確認しました。
施設の従業員:
「こういうのに参加したのは初めてです。訓練の回数を重ねていけば、柔軟に出来るようになると思います」
浜町青年会 山田満会長:
「我々が我々の町を守るという使命感がありますので、外国人の方もいらっしゃいますので、分かりやすく説明が誘導が出来ればいいかなと」
浜市商店連合会 三山格会長:
「ここ数年、他都市で商店街の火災というのが起きています。そういったことを考えると決して忘れてはならない大事な訓練だと思います」
長崎市消防局管内では今年1月から5月7日までに36件の火災が発生し、3人が死亡しています。