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【長崎】陸自初 女性隊員に「水陸両用徽章」授与

2021年03月10日

 陸上自衛隊初となります。過酷な訓練で男性隊員も音を上げるとされる「水陸両用基本訓練課程」の修了式が10日、佐世保市の相浦駐屯地であり、2人の女性隊員が晴れの日を迎えました。精悍な表情の水陸機動団の隊員たち。多くの男性に混ざって2人の女性の姿も。
 海野梓2曹と(36)平田美早紀2曹(37)は水陸機動団の女性隊員で初となる「第16期水陸両用基本訓練課程」の修了式に臨みました。5週間にわたって実施された訓練は、水陸両用作戦に必要な知識や技能を養うためのものです。
 課程では、海上から陸上までボートで漕いで近づき、上陸した際は重さ200キロを超えるボートを持ち上げ、海岸を移動するなどの体力勝負の訓練を繰り返しました。
 男性隊員でさえ肉体的にも厳しい内容だといいます。それを2人は乗り越えました。修了式では、女性隊員2人を含む55人に栄えある「水陸両用徽章」が付与されました。
 2人には子供がいて海野2曹は出産後1年も経たない中での訓練参加でした。海野2曹は「子供と部隊のみんなからの励ましの言葉を胸に頑張ってきました。きょうからはたくさん子供と接してもう訓練終わったよっていうのを伝えたい」と話しました。平田2曹は「やっと終わったという心境ではなくて今回見つかった自分の課題っていうのをクリアしていかないとこれからまた努力していかないとなと。今後、挑戦してくる女性自衛官もいると思うので恥じないように」と話しました。
 水陸機動団は2018年3月に発足し、離島が侵攻された場合に陸上自衛隊や海上自衛隊と連携して機動展開し、奪還することを主な任務としています。佐世保市の陸上自衛隊相浦駐屯地を拠点として現在約2400人がいて、約20人の女性隊員が所属しています。