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そのニュース長崎では?若者の大麻所持が増加

2020年11月26日

全国で大麻の所持などで検挙される20歳以下の若者の数が年々増えています。県内ではどうなのでしょうか。気になるその背景を取材しました。そのニュース、長崎では?法務省が発表した「犯罪白書」によりますと、去年1年間の刑法犯の認知件数は前の年と比べて8.4%減り74万8559件で、戦後最少を更新しました。一方で、薬物犯罪のうち大麻所持などで去年1年間に検挙された人は4570人にのぼり、前の年より21.5%増加しました。統計を取り始めた1971年以降、初めて4000人を超えています。このうち半数以上を20代以下の若者が占めていて、特に20歳未満の未成年者は609人と前の年に比べて約4割増加したということです。法務省は「若者が薬物の影響を誤解して使用している可能性がある」としています。長崎県警組織犯罪対策課の神田雅弘課長補佐は「青少年などの若年層を中心に急増している現状」と話します。長崎県警によりますと今年(10月末現在)、県内で大麻の所持などで検挙された人は26人に上り、既に平成以降の統計で最多を記録しています。このうち20代以下が17人を占めていて、検挙者の実に6割以上が若者です。若者の検挙はこの5年間で2桁にまで急増。年々増加の一途をたどっています。神田課長補佐は「TwitterなどSNSを通じて大麻の密売が行われていたりすぐにやめられるんじゃないか危険性や依存性もそんなにないんじゃないかと軽く考えてしまっている所が若者が増加している要因ではないかと考えられる」と話します。長崎県内では今年1月、自宅で乾燥大麻を所持していたとして長崎大学の男子学生(当時22)が逮捕されたほか、6月にも知人に乾燥大麻を売り渡したとして別の長崎大学の男子学生(当時19)が逮捕されています。ほかにも、9月には長崎市銅座町でレゲエバーを経営していた35歳の男と22歳から29歳の従業員ら4人が長崎市高島町の借家などで大麻草を栽培していたとして逮捕される事件も起きました。5人は全員執行猶予付きの有罪判決を受けています。神田課長補佐は「友人や知人からの誘いが大麻に手を出す契機になることが多いのでもちろん勇気を出してきっぱりと断るのが一番大事だがこれが出せないのであればそういった場所から逃げる、関わらないよう若者に訴えていきたい」と話しました。長崎県警は若者を中心に大麻の有害性や依存性の理解を求め、困った時には県警や県の窓口への相談するよう呼びかけています。