9日から配備が始まった陸上自衛隊・佐賀駐屯地のオスプレイについて、佐世保市の宮島市長は定例会見で、配備の意義に理解を示す一方、地域住民への丁寧な対応が必要と話しました。
佐世保市 宮島大典市長:
「このオスプレイの運用というのが、国の防衛体制の一部として大変重要な位置付けであるというふうに考えております」
防衛省によりますと、オスプレイは佐賀駐屯地に8月中旬までに全17機を配備し、離島防衛を担う水陸機動団の隊員輸送などに活用する計画です。水陸機動団の司令部がある佐世保市の相浦駐屯地との連携も想定され、相浦地区では騒音や安全性への懸念も出ています。
定例会見で宮島市長は「6月末に九州防衛局を訪問し、地域住民に誠意ある対応を求めた」と説明しました。
九州防衛局による相浦地区の住民説明会については、日程を調整中です。佐世保市は今後、飛行の状況に応じて騒音レベルの測定も検討するとしています。