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【長崎】3年半ぶりに開催「長崎空港24時間化推進委員会」

2023年05月23日

長崎空港の24時間化を目指す県の推進委員会の会合が3年半ぶりに開かれました。

「長崎空港24時間化推進委員会」は、県が2016年に設置しましたが、前回2019年11月に開いた5回目の会合のあとコロナ禍となり、3年半にわたって途絶えていました。6回目の会合は23日午前、出島メッセ長崎で開かれ、委員の経済・観光団体や航空会社、県バス協会、タクシー協会など関係機関の代表ら約40人が集まり、諸課題の解決に向けた具体的な方策について意見を交わしました。海上にあり、騒音問題が少ないとされる長崎空港。24時間化することで路線の誘致を優位に進め、インバウンド需要の取り込みを目指しています。長崎空港は去年3月から管制業務の一部を福岡空港内で行うリモート運用に移行しました。管制業務の増員が不要となったことで、運用時間外の臨時便などは受け入れやすくなりました。

一方、会合では「24時間化に合わせた人員確保は難しい」「まずは日中の定期便の拡充を進めてほしい」といった声が上がりました。県は今年度、運用時間外で、東京・羽田と結ぶ臨時便の就航を目指し、3200万円の予算を計上しました。実績をつくり、段階的に24時間化を実現したいとしています。