
体重110キロ。食事の量は「普通」。甘いものとお米が大好物な中嶋航大記者(32)が、おすすめのグルメ情報を街の人に聞き込み取材。街のリアルな声をもとに長崎の「うまい」を探し歩きます。
満腹記者が歩いていたのは、西海市の交流拠点として2020年に誕生した「HOGET」の前。
街の人に聞き込みをしようと歩いていると、「取材ですか?」声をかける男性が...名刺交換するとお名前は釜崎盾さん。「HOGET」のマネージャーをしていて、「大きなカメラが来たので何事?」と思われたそうです。
満腹記者:
街の方におすすめを聞いていて今回、西海市を巡っていて…
釜崎さん:
最近、新しくできたところで「NICON鮮魚店」。魚の丼がたくさんあって、何でもおいしいんですけど作っている人が魚に詳しいので「きょうのおすすめは?」と聞いたら一番おいしいものを提供してくれる。
満腹記者:
めちゃくちゃ良い情報をありがとうございます。「NICON鮮魚店」にまずは行ってみます。
ということで、満腹記者がゆく!今回は、西海市の情報に詳しい「HOGET」のマネージャー釜崎さんイチオシ。西海市の「NICON鮮魚店」にロックオン。
現在地の「HOGET」から、おすすめの「NICON鮮魚店」まで約5.5キロ。車で10分の移動です。西彼町漁協のすぐ隣です。取材交渉させていただくと「見たことあります。諌早市のを見ました」と快くOK頂きました。
2024年7月、西海市西彼町にオープンした「NICON鮮魚店」。同じく西彼町で、日本料理とフレンチの店として営業する「AtelierKetch」の姉妹店です。
ランチタイムは、水揚げされたばかりの旬の魚を中心に海鮮丼を提供。夜は炉端焼きの居酒屋としても営業しています。店長は、宮本那奈さん、料理長は岩永拓馬さんです。
満腹記者:
店名に鮮魚店と付いていますが、魚屋さんではない?
岩永さん:
よく間違えられるんですけど海鮮丼屋になります。こちらにメニューがあるんですけど一番人気が「海鮮盛り合わせ丼」
満腹記者:
きょうもおいしい魚が入っていますか
岩永さん:
おいしい魚がいろいろ入っています
一番人気の「海鮮盛り合わせ丼(1800円)」をお願いしました。この日の海鮮丼は、ヒラスにカツオ、マダイ、サーモン、イクラに、白身魚のナベダイ。長崎魚市や、近くの直売所から仕入れた旬の魚をぜいたくに盛り合わせています。まずは一番上のナベダイをパクリ...
満腹記者:
コリコリとした歯ごたえ、噛むほどに広がる甘み。新鮮さが一口で伝わります。
海鮮丼のネタは、魚の種類ごとに厚さを変える職人のひと工夫。ナベダイは、しっかりとした歯ごたえを楽しめるよう、およそ7ミリ幅と厚切りに。かむほどに弾力が返り、ほんのりとした甘みが広がります。続いては、この日のイチオシ、カツオをご飯と一緒にいただきます。皮目を炙って香ばしさをプラスしています。
満腹記者:
これが魚の“甘さ”か!トロッとした食感に、香ばしい香りがたまりません。思わず食リポを忘れて黙々と食べてしまいそう…
フレンチレストランから海鮮丼の店へ。西海市の海やロケーションに惚れ込んだオーナーが、この土地で西海市の魚介類を広めたいとこの店を出したそうです。だから魚の仕入れはオーナーの担当。オーナーが目利きした魚を岩永さんが調理します。同じ食材でも切り方一つで食感が変わり、歯ごたえも変わります。料理人の腕の見せ所です。
「西海市の海の素晴らしさを全国へ」。想いが詰まった海鮮丼。海の恵みをそのまま味わえる贅沢な一杯に、満腹記者も思わず「秘密にしたいくらいおいしい」と太鼓判。長崎の豊かな海の幸と職人の丁寧な仕事に感謝しながら、今週も満腹、満腹!
NICON鮮魚店では、11月末まで西海市で開かれている「さいかい丼フェア」にも参加しています。期間中は、西海市近海でとれたアジのアジフライを乗せ、魚介のうまみでだしをとった特製カレールーを合わせた「地アジフライのブイヤベース風墨カレー丼」を提供しているということです。
NICON鮮魚店
住所 西海市西彼町八木原郷2017−3
電話 0959-33-9283
営業 月曜~木曜・日曜 11:30~15:30
金曜・土曜 11:30~14:30/18:00~22:30
休み 不定