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2025/09/22

学生と共に26年 草彅剛さんも来たカフェの名物オムライス 長与町「カフェ・ド・ジーノ」〈満腹記者⑰〉

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体重110キロ。身長は181センチ。普段は報道記者として働く中嶋航大記者(31)が、街頭でおすすめグルメを聞き込み取材。街のリアルな声をもとに長崎の「うまい」を探し歩きます。

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「えっ!?ここ」 大学生が教えてくれた映画ゆかりのカフェ

今回の舞台は西彼・長与町。県立大学シーボルト校の近くで大学生に聞き込みを始めます。足を止めてくれたのは、シーボルト校の看護学科に通う大学4年生。教員採用試験に合格し、県内での就職が決まったそうです。

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満腹記者:
長与町でおすすめグルメを教えてください。
学生:
私はあまり詳しくないんですけど「ここ」。
満腹記者:
えっ!?「ここ」!?

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と、教えてくれたのは傍らの生垣。住宅街の通りでインタビューしていたので、てっきり大きなお屋敷かと思っていた満腹記者…

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満腹記者:
お店なんですか?
学生:
そうですよ。ご飯とパンと何軒かお店が入っていて、オムライスがおいしいし、ついているスープも私のおばあちゃんのお吸い物みたいな…

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話を聞くと、「カフェ・ド・ジーノ」という店で、映画『SABAKAN』(2022年公開)のロケで使われ、草彅剛さんも来店したそうです。

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学生:
本当にここ、ここが一番。大学のすぐ近くだからご飯に大学生は来るんじゃないかな。

おすすめを聞いて、徒歩数十秒という出来すぎのシチュエーション。満腹記者の頭をよぎる「やらせ疑惑」の文字。

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満腹記者:
本当にここでお会いしましたもんね。
学生:
ここで会いましたね()
満腹記者:
仕込んでないですもんね。
学生:
はい、隣が店でした。食べてほしいです。特にオムライス。

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おすすめの店は、まさかの目の前。平静を装いつつ今回は、来年から県内で養護教諭として働く大学生イチオシ!長与町の「カフェ・ド・ジーノ」にロックオン

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シーボルト大学開学の1999年にオープン

満腹記者:
「ちょっと行ってみましょう。ありがとうございます」。

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大学生と別れ、緑の多い敷地の中へと足を進めます。ヨーロッパの古い田舎の集落を思わせるたたずまいの中に色んなお店が入っています。

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満腹記者:
どこだろう? ここだ「カフェ・ド・ジーノ」って書いてありますね。おいしそうな匂いがします。

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長崎県立大学シーボルト校のすぐそば、木々に囲まれた「風の森まなびの」の一角で営業する「カフェ・ド・ジーノ」。木漏れ日の中で安らげる、まるで隠れ家のようなカフェで、大学生から家族連れまで、幅広い世代に親しまれています。快く取材をOKしていただき、店内に入ります。

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満腹記者:
「満腹記者がゆく!」というコーナーをやっていまして…
山本美子さん:
「満腹」って感じですね(笑)
満腹記者:
そうなんです。

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山本美子さんが営む「カフェ・ド・ジーノ」。シーボルト校が「県立長崎シーボルト大学」として開学した1999年の11月にオープンしました。今年で26年になります。

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山本さん:
メニューは、食べ物を充実させています。ピザがあったり、サンドイッチがあったりカレーとかハッシュドビーフとかドリアがとても人気です。あとオムライスが4種類。
満腹記者:
おすすめで聞いたのが、オムライスなんです。

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山本さん:
オムライスは、オープン当時からの人気メニューです。ご飯がドライカレーかチキンライス。赤いソースはアラビアータというピリ辛なソースがメインで
満腹記者:
ドライカレーのオムライスって珍しいですね。
山本さん:
ドライカレーのオムライスの白いソースに挑戦してみませんか?

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ということで、今回はおすすめいただいたホワイトソースでドライカレーのオムライスをお願いしました。

映画「SABAKAN」冒頭シーンのロケ地

満腹記者:
草彅剛さんが、来店されたと聞いたんですが
山本さん:
「SABAKAN」の撮影で使われたんです。映画冒頭の編集者との打ち合わせシーンで。

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満腹記者:
草彅さんはどんな方でした?
山本さん:
本当に素敵な方でした。良い方でした。優しくて気さくで「写真を撮っていいですか」と聞いたら「いいよ」と。

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映画の公開後、お店は“ロケ地巡礼”の店になっています。草彅さんが座った「SABAKAN」の席を尋ねられたり、「草彅さんが飲んだコーヒーカップでコーヒーを飲みたい」という注文を受けたり。名古屋から友達を連れて、何回も通っている人もいるそうです。

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オムライスの玉子は、どっち派

山本さん:
どうぞ召し上がれ~

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「ホワイトソース&ドライカレーオムライス(1067円)」。器はハート型です。特別注文で作ってもらったそうです。

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満腹記者:
いいですね。ホワイトソースと玉子の黄色のコントラスト。いただきますホワイトソースとドライカレーってこんなに合うんですね。

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ドライカレーの刺激をホワイトソースが優しく包んでくれます。オムライスの中にドライカレーを入れようと思ったのは、創業当時のことです。

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創業当時の味を守り続けてきた、看板料理のオムライス。子どもたちにも人気のホワイトソースは、塩分を控えめにしてやさしい口あたりに。生クリームと牛乳はたっぷり使い、濃厚でまろやかなコクを引き出しています。

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ドライカレーは、スパイスが香るどこか懐かしい味わい。一口ごとに、優しさと深みが広がります。そして、玉子の焼き方にもこだわりが。

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山本さん:
パリッと固めに焼きます。ふわとろの玉子よりこっちが好きだという方が、結構多いです。

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紹介してくれた大学生が「おばあちゃんのお吸い物みたいな」と話していたスープにも秘密がありました。

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山本さん:
本当に評判のスープです。シイタケを一度冷凍させているんです。そしたら香りも栄養価も増すということで、始めてみたんです。すごくおいしいと皆さん飲んでくださって
満腹記者:
うまみが強い。おいしい。すごく濃厚なだしですね。シイタケだしをそのままいただいてるような、うまみですよね!

学生とともに26年 これからも

満腹記者:
こちらを紹介して下さったのが、シーボルト校に通っている大学生だったんですが、お客さんも学生さんは多いですか?
山本さん:
多いですね。恋愛相談にも乗ったこともありましたし。ここで大学の卒論書いて、学校の先生になった子もいるし、いろんな歴史がありますね。あっという間の26年でしたけど、実りの多い26年でしたね。
満腹記者:
なんかお店閉めるみたいな感じになってますけど…

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山本さん:
本当にね、自分さえ健康であればいつまでも続けたいんですけど、どうしてもね、もうこの年ですので。
満腹記者:
ここで育った子たちが帰ってくる場所は残してほしいですね。そのためにも、長くお店は続けていただきたいですね。皆さんが帰って来られる場所ですもんね
山本さん:
そうですね、そうでありたいです。

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大学と共に時を重ねた26年。「風の森まなびの」の「カフェ・ド・ジーノ」は、変わらない味を守り、卒業してもふらっと帰ってこれる特別な空間でありつづけます。

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満腹後記

今回は、「ホワイトソース」でしたが、ピリ辛の「アラビアータソース」のほか、メニューには載っていませんが、「ケチャップ」にも変更できます。県立大生や高校生は、学生証を提示すると学割もあるそうですよ。

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カフェ・ド・ジーノ
住所 長与町まなび野2丁目1-4
電話番号 095-887-4704
営業 11:00~17:00
休み 年末年始(不定休あり)


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9/22(月) 12:00

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