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長崎街道「シュガーロード」が日本遺産に認定

2020年06月19日

文化庁が認定する「日本遺産」に「砂糖文化を広めた長崎街道~シュガーロード」が選ばれました。19日の閣議後会見で萩生田文科大臣は「69件の申請があり有識者からなる日本遺産審査委員会の審議を経て21件を新たに認定したことをご報告申し上げます」と発表しました。「日本遺産」は全国各地の有形・無形文化財の魅力を地域やテーマごとに物語にまとめて国内外に発信し、地域活性化を図る制度です。長崎県内ではこれまで「国境の島」や佐世保の「鎮守府」、「三川内焼」が認定されています。今回認定されたのは長崎・佐賀・福岡の3県にまたがる長崎街道「シュガーロード」です。江戸時代、貿易の舞台となった長崎の出島では年間約24億円相当の砂糖が荷揚げされていました。砂糖は長崎街道を通って京や大坂、江戸などへ運ばれ、街道沿いには長崎のカステラを始め様々な菓子文化が花開きました。400年以上かけて発展し続ける文化を広めようと長崎・佐賀・福岡の3県8市の菓子業者などは12年前、連絡協議会をつくり、2015年度以降毎年、文化庁に申請していました。認定を受け連絡協議会メンバーで長崎市の老舗菓子店「岩永梅寿軒」の岩永徳二社長は「本当にうれしいというだけ。皆さん一生懸命取ろうと思って頑張ってましたのでやっとここまで来たか」と話します。店先で観光客に砂糖や和菓子の歴史を話してきた岩永さん。日本遺産認定を受けて今後より多くの人に長崎の食文化を知ってほしいと言います。「長崎の独特なお菓子で『ぬくめ細工】というお菓子がある。特にくんちの『庭見世』で披露するお菓子。こういったものを披露することによって家庭の富の象徴を表していました。『どうだ!』と言わんばかりに披露していた。『さるく』で来られた時にそういうお話をしていきたいなと思っています」と話しました。連絡協議会は今後ガイドの育成やスイーツコンテストなどで地域をPRしていきます。日本遺産の認定地域では重点的な財政支援が行われる予定で、活性化推進と環境整備など3年間で7000万円ほどが支援されます。