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そのニュース、長崎では?コロナ禍のクルーズ船火災

2020年06月17日

16日、横浜港に停泊中のクルーズ船「飛鳥Ⅱ」で火災が発生しました。もし船で新型コロナの集団感染が発生していたら救助活動や乗客・乗員の避難先はどうなるのでしょうか。そのニュース、長崎では?16日午後「飛鳥Ⅱ」12階の資材庫から火が出て約3時間後に消し止められました。乗客はおらず乗員153人にけがはありませんでした。もしこの火災がコロナの集団感染が起きている最中だったら患者をどのように救助し、どこに避難させるのでしょうか?また消防隊員の感染対策は?長崎市消防局に聞きました。長崎市消防局警防課の古川保救急救助係長は「船の構造であったり中の狭さが消防の活動の障害となるので私どもも船舶火災については危険を感じている」と話しました。長崎では乗員149人のクラスターが発生し5月末出港したコスタ・アトランチカが記憶に新しいところ。万一の際、感染対策は?古川救急救助係長は「消防隊員の感染対策は実際に火災に出動する隊員を見ていただくと分かるんですけども空気呼吸器を背負って現場に入る。ですので空気感染、飛沫感染は十分に防げる」と話します。クルーズ船でクラスターが発生した場合、陽性者は原則個室に隔離されます。しかし避難時に陽性者と陰性者が入り混じる状況が生まれてしまったら…。古川救急救助係長は「船からの避難方法は陽性患者と陰性患者の避難経路をきちっと分けることは重要ではあるが火災の際に予定していた経路は必ず使えるわけではないのでまずは人命を優先して安全に逃げられる経路から避難してもらう形になろうかと思います」と話しました。船を降りた後はどこに避難させるのでしょうか?古川救急救助係長は「医療が必要な患者は救急車で病院に搬送する。入院が必要ない人は県の調整本部と調整しながら他に避難する場所を模索していく形になる」と話しました。長崎県はコロナの軽症者と無症状者を受け入れる宿泊施設を長崎、県北、壱岐の3医療圏に1施設ずつ、合わせて163室確保しています。しかし火災など緊急時のコロナ患者の避難先について長崎県医療政策課は「現段階では何も決まっていない。今後、検討していくべき課題」としています。