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長崎市の老舗「江崎べっ甲店」6月閉店へ

2020年06月04日

江戸時代から続く長崎市の伝統工芸の老舗「江崎べっ甲店」が6月で閉店すると発表しました。魚の町にある「江崎べっ甲店」は徳川家宣が六代将軍に就任した宝永6年(1709年)に創業しました。6代目の故江崎栄造さんはべっ甲職人で唯一無形文化財に選ばれるなど店は長崎のべっ甲文化を支えてきました。しかし1994年にべっ甲の原料となるウミガメの一種「タイマイ」の輸入を禁止するワシントン条約が締結。多い時で30人ほどいた職人は7~8人まで減り、後継者不足も問題となっていました。閉店を見越し、国内ツアー客の受け入れは去年12月まで。べっ甲細工の店頭販売は新型コロナの影響もあり3月で終えていました。9代目の江崎淑夫社長(78)は「べっ甲業界を取り巻く環境はかつてないほど厳しい状況にあり、熟慮に熟慮を重ね、将来性を見据えた上で閉店という選択をした」とコメントしています。べっ甲細工の販売は今後ネットなど様々な形を模索しています。国の登録有形文化財となっている建物は市の調査を受けた後、6月中にも解体される予定です。