【長崎】コスタ・アトランチカ13日に61人帰国へ
新型コロナの集団感染が起きたクルーズ船コスタ・アトランチカから13日、61人が帰国することがわかりました。また県は新型コロナの医療に従事する医師や看護師の宿泊施設を確保したことも明らかにしました。13日にアトランチカを降りるのは乗員61人で貸し切りバスで長崎空港まで移動し、定期便を使って帰国の途に就きます。コスタ社は個人の特定につながる恐れがあるとして国籍を公表していません。現在、長崎市内の指定医療機関に入院している乗員は中等症1人と軽症5人の合わせて6人であす61人が下船したあと、船内に残る陽性者は143人、陰性者は190人となる見込みです。また県は先月27日、新型コロナ感染者の受け入れ病院となっている長崎大学病院とみなとメディカルセンターから要望のあった医療従事者用の宿泊施設を長崎市内で2カ所確保したと明らかにしました。医療従事者の中には家族などに感染させることなどを心配し、ホテルなどへの宿泊を希望する声が上がっていました。費用は国の補助金を使い県が全額負担します。県は最大で70人が利用するとみていて今後、別の医療機関も利用できるよう調整するとしています。