駅など公共の場で刃物を使用した事件が発生していることを受け、JR九州と県警が長崎駅で不審者に対応する訓練をしました。
訓練は、今年5月に東京メトロ南北線東大前駅で大学生が男に刃物で切り付けられた事件など、電車内や駅で殺傷事件が発生していることを受けて、初めて実施されました。
列車内に凶器を持った不審者がいるという想定で、JR職員が110番通報や乗客の避難誘導の手順を確認し、臨場した警察官による制圧までをシミュレーションしました。
JR九州長崎支社安全推進室 上畑孝之担当課長:
「被疑者からお客様を遠ざけるというところをしっかりと徹底していきたい」
県警刑事部捜査第一課調査官(広域捜査担当)小島健雄警視:
「警察が臨場するまでに対処してもらうということが必要ですので、こういった訓練を重ねることで連携が強化できればと思っています」
訓練にはJR職員や警察官ら約60人が参加し、JR九州は「今後も実践的な訓練を継続的に実施し、乗客が安心して利用できるよう取り組んでいきたい」としています。