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【長崎】コロナワクチン 子どもへの接種どうする?

2021年07月22日

ワクチンの対象年齢が12歳以上に引き下げられるなか長崎県内でも子どもたちへのワクチン接種の準備が進んでいます。子育て中の親にとっては子どもにワクチンを打った方がいいのか、悩ましいところです。そんな疑問に応える講習会が開かれました。先月、ワクチン接種担当の河野大臣は12歳以上の生徒らに夏休み中の接種を促す発言をしました。またファイザー製ワクチンに加え、今月、モデルナ製も対象年齢を12歳以上に引き下げることが厚労省の専門部会で認められ、長崎県内の自治体でも子どもたちへのワクチン接種の準備が進んでいます。日本ワクチン学会理事で長崎大学小児科の森内浩幸教授が県内の学校医や養護教諭らを対象に子どものワクチン接種への理解を深めようとオンラインで講習会を開きました。森内教授は「新型コロナのため子どもの命が失われるのは極めてまれです。子どもにとって新型コロナウイルスは基本的に風邪のウイルスなのです。子どもたちへのワクチンにおいては健康な子どもであれば急ぐ必要はありません。ワクチンのメリットが大きい高齢者や大人たちへの接種が優先です。まずは子どもにかかわる大人たちが接種すべきです」と話しました。森内教授はこのように述べ、子どもはワクチンを受けるメリットよりも副反応などデメリットが強い場合が多いとして、急ぐ必要はないとの姿勢を示しました。一方で障害児など重症化のリスクがある子どもにはワクチン接種も有効との見方を示しました。また受験や就職活動を控える中3、高3にとっては移動の不安がなくなるなど社会的なメリットが大きいとして接種も一つの方法と話しました。また子どもの接種の場合は集団接種よりもきめ細かなケアがしやすい個別接種を推奨しました。長崎県内では島原市が24日(土)と25日(日)の2日間で12歳から15歳までの小中学生約370人に対し集団接種を予定していました。医師を増員するなど環境を整えたうえで集団接種を計画していましたが、今回の講演会を聞き、協議した結果、延期を決めました。島原市は「今後、大人の接種を進めながら最善の接種のあり方や時期を再検討する」としています。