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【長崎】原爆死没者名簿の風通し

2021年05月27日

被爆から76年となる長崎市で原爆死没者名簿の風通しが2年ぶりに行われました。76年前の8月9日(木)、午前11時2分に炸裂した原子爆弾の犠牲者や、後障害や不安に苦しみ、亡くなっていった被爆者一人ひとりを憶(おも)い、追悼します。原爆死没者名簿は被爆・終戦から23年後の昭和43年(1968年)8月9日に初めて奉安され、これまでに191冊18万6057人が奉安されています。風通しは、追悼平和祈念館の名簿棚から出して状態を確認するもので、去年は新型コロナの影響で搬出する業者が東京から来られず中止したため、2年ぶりです。市の原爆被爆対策部の職員11人が、一枚一枚めくり、傷みなどがないか確かめました。吉澤静渉さん(26)は被爆3世です。船乗りだった祖父は、長崎港に停泊中、被爆し、吉澤さんが生まれる前に、亡くなりました。吉澤さんは「どこかに(祖父が)載っていないかなとちょっと考えながらめくっていました。9歳、8歳だったりまだ幼い方々の名前があったページがあって、原爆というものが二度と使われないことが大切なんだなというふうに思いました」と話しました。全国の被爆者の平均年齢は83歳を超え、毎年約3500人の死没者が新たに奉安されています。今年の奉安に向けた名簿の書き入れ(筆耕)は6月1日に始まる予定です。