県警の警察官が、勤務中に約3800回、競艇の舟券を購入していました。この男性巡査部長は、職務懈怠などの事実で懲戒処分を受けました。
県警監察課によりますと、県南地区に勤務していた30代の男性巡査部長は、2022年10月から今年9月までの3年間、勤務中に自身のスマートフォンで競艇のインターネット投票サービスを利用し、舟券を合わせて約3800回購入していました。
この巡査部長は今年9月、警察署の上司に「借金がかなり膨らんでしまった」と報告。その後の調査で、競艇やパチンコ、スロットなど、主にギャンブルの遊興費にあてるため、複数の金融機関から警察官としてふさわしくないほどの多額の借金を抱えていたことが分かりました。
さらに、既婚者でありながら、今年2月から9月までの約7カ月間、知人の一般女性と、不適切な交際をしていたことも発覚しました。巡査部長は「自分の考えが甘かった、申し訳ないと思っている」と話しているということです。
県警は、12日付で6カ月間の減給処分とし、巡査部長は、12日付で依願退職しました。
水田隆三警務部長は、「職員に対する指導・監督を強化し、再発防止と県民の信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。