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【長崎】長崎大学情報データ科学部の大村市移転断念

2021年05月13日

長崎大学は去年4月に長崎市の文教キャンパスに新設した「情報データ科学部」の大村市への移転を断念したと発表しました。長崎大学は情報データ科学部の新設後の去年6月、大村市と移転に向けた協議を始める覚書を交わしました。候補地は新大村駅の東側、約2.5ヘクタールの市の土地の1区画で2025年9月の移転を目指していました。大村市は土地を無償で貸し出し、整備費約57億円を負担するなど長崎大学と協議を進めていましたが、大学側から年間の運営費約8800万円のうち3771万円の負担も求められ、一部の市議から反発の声が上がっていました。大村市は一定の議員の理解を得て長崎大学に運営費も負担する意向を伝えていましたが、今週月曜(10日)、河野学長が大村市役所を訪れ、園田市長に移転を断念すると伝えたということです。園田大村市長は「長年の悲願でありました大学誘致の実現ということで協議を進めて参りましたので結果、実現に至らなかったということは非常に残念でございます」と述べました。長崎大学の河野茂学長は「移転後の施設を維持するためのランニングコストが想像以上に大きく大学運営に大きな負担となることが協議の過程で判明した。非常に残念であるとともに申し訳なかったというふうな気持ちであります」と述べました。移転を断念した理由について長崎大学は、移転後の施設の維持費のほか新型コロナの影響で困窮する学生や保護者が多い中、引っ越しなどの出費の負担が増えることや、オンラインでの講義が増えるなか、人間関係の構築など同じキャンパスでの他学部との連携の必要性を挙げました。情報データ科学部は移転せず、文教キャンパス内の施設を整備します。大村市の移転予定地を含めた新大村駅の東側の区域は6月末までに事業者の公募を始めます。