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【長崎】信徒女性がカトリック長崎大司教区を提訴

2020年12月15日

カトリック長崎大司教区の神父から性被害を受けた女性信徒が、その後の大司教区の対応に精神的苦痛を受けたとして、550万円の慰謝料を求める訴訟を長崎地裁に起こしました。訴状などによりますと長崎県内に住むカトリック信徒の女性は2018年、、教会で神父に体を触られるなどして心的外傷後ストレス障害=PTSDを発症しました。2019年、大司教区が賠償金を支払い、女性との示談が成立。神父は今年2月、強制わいせつの疑いで書類送検され、不起訴処分となりました。その後、カトリック長崎大司教区の高見三明大司教が教会の会議でこの件について、「『被害者』と言えば加害が成立したとの誤解を招くので、『被害を受けたと思っている人』など別の表現が望ましい」などと発言。その内容を記載した議事録は教会内で配布され、多くの信徒の目に触れる状態にあったことなどから女性信徒は「二次被害に遭い、PTSDの症状が悪化した」と訴えています。原告代理人弁護士の力久尚子弁護士は「被害がなかったような発言、表現をすることで原告の人格を否定している」と話しました。カトリック長崎大司教区は「訴状の内容を見ていないのでコメントを差し控える」としています。