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長崎県内の「グッドデザイン賞」は…

2020年10月05日

 2020年度の「グッドデザイン賞」が決定しました。長崎からも6点が選ばれました。諫早市目代町の株式会社シーズ。ここは障がい者の生活をサポートする道具をつくる会社です。今回グッドデザイン賞を受賞した作品は、上からの見た目がカニの形をしていることから「かに座PLUS」。ひざへの負担が少ない22センチの高さで、お年寄りも立ち上がりやすい設計です。ひじ掛けに乗っても倒れない安定性があり、子供から大人まで安心して使えます。畳やじゅうたんなど低い位置での生活環境において立ち上がりが楽で、長時間座っていても疲れにくい楽な姿勢がとれる椅子です。広い座面と左右に大きくラウンドした半円形の手すりが体をどの位置でもしっかりと支えるため、腰やひざを痛めた人にとって安心感があります。和室・洋室どちらにも合うデザインです。審査委員からは「高齢者の生活をきちんと見つめて各所が設計された意図を持ったデザイン」と評価されました。色は赤・ベージュ・黒の3タイプ。価格は税込み4万700円となっています。 一方、400年の歴史を持つ伝統の焼き物も受賞しました。波佐見焼の人気ブランド「白山陶器」は3年ぶりの受賞です。今年選ばれた3点を合わせると受賞作品は136点にものぼります。今回の受賞作品はこちらです。まずは食器「ペトラ」。白山陶器の中村大輔デザイナー(41)は「ペトラはギリシャ語で石とか岩と言う意味で石がモチーフですのでそういう名前にしています」と話しました。石のような柔らかなフォルムが食卓に有機的なアクセントを与えてくれそうなデザインです。中村デザイナーは「どこから見ても左右非対称な形なのが一番の特徴になっていまして、料理を盛りつけたり、食卓に出す時に方向を考えながらどんな風に盛りつけようか、どんな風に置こうか、一つだけではなく、色とサイズを組み合わせて、どういう風に置いたら楽しいのかなというのを考えながら使うことができるというのが一番の特長です」と話します。料理を邪魔しないカラーバリエーションからも使いやすさを感じさせる器です。食器「CARVE」については「カーブは丸い器を削り取ってわざと片方だけちょっとせり上がったった形にしているのが特徴で、特に横から見た時のラインがものすごく美しい造形になっています。伝統的な釉薬を使っています。鍋のとりばちとかにも使いやすくて持ちやすくなっていますのですごく使いやすくなっています」と話します。和食も洋食も似合い使用範囲の広さを感じさせるデザインです。食器「S-line」は派手さのないシンプルなデザインでありながら使う人への配慮が細部まで反映されているのが魅力的です。中村デザイナーは「食器として、まず使いやすくないとやっぱり使いにくいとだめですのでその機能ですとか、持ちやすさだったりサイズですとか深さですとかそういうのは非常に考えています」と話しました。