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長崎でも新型コロナ治療薬の研究開発進む

2020年08月04日

先月、国内第2の治療薬として「デキサメタゾン」という抗炎症薬が承認されました。そのニュース長崎では。長崎大学病院でも治療薬の開発が進んでいます。長崎大学病院呼吸器内科の宮崎泰可講師を代表に関東、関西の4つの医療機関などと共同で開発しているのは「ネルフィナビル」です。口から投与する錠剤タイプで日本では1998年にエイズ治療薬として承認を受けましたが新薬が開発され現在、日本では製造されていません。長崎大学病院呼吸器内科の宮崎泰可講師「既に承認されている薬の方が実用化していく上では早い、一から作っていくより。そういった目的で基礎研究が行われて、たまたまネルフィナビルが効果があるだろうという結果が出たので、それを人に使った時に効果があるのかのを見るのが今回の臨床試験」一般的に治療薬が認められるまでには次のような研究・試験を重ねます。基礎研究に始まり、動物などを用いた非臨床試験そして3段階の人への臨床試験を経て新薬の有効性や安全性を確認。厚労省の認定を受け、製造・販売が可能になります。長崎大学病院では安全性を確認するフェーズ1と有効性を見るフェーズ2の臨床試験が7月23日から始まっています。一般的には10年から20年かかるとされている新薬の開発。早期開発が急がれる中、厚労省は7月6日、この研究に対し1億円補助することを決めました。宮崎講師によると世界でさまざまな薬の臨床試験が行われているものの、まだまだ有効性を証明できた薬は少ないといいます。長崎大学病院呼吸器内科の宮崎泰可講師「基礎研究で有効だろうと思われていても実際に人に投与して有効性が証明されるのは難しい。ですので今回の治験もどういう患者にどういうタイミングで薬をやると本当に有効なのかよく考えながら治験しなければいけない」長崎大学病院は今年度末までに臨床試験の結果を検証し、できるだけ早く承認を得たいとしています。ただ一方で、WHOは今月3日「現時点で 新型コロナに特効薬はなく今後もあり得ない可能性がある」と指摘しています。治療薬やワクチンの完成は期待されますが、まずは感染しないように一人ひとりができることを気をつけていくことが大切です。