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世界の核弾頭 中国が世界3位に

2020年06月09日

長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)が世界の核弾頭と核物質の数をまとめたポスターを公表しました。今年は初めて中国の核弾頭の保有数が世界3位となっています。ポスターは毎年6月に世界の研究機関などの研究をもとにRECNAが数を推計して作成しています。今年は世界9つの核保有国の合計で核弾頭が1万3410発と去年より470発減りました。ロシアとアメリカの保有数が全体の9割を占めますが今年は中国が320発で初めて世界で3番目となりました。中国はここ数年10発程度を毎年増やしてきましたが、今年は1年間に30発増やしました。背景には米中の対立の激化があるとみられます。また核物質は日本を含む世界各国で核兵器10万9060発分で去年より960発分増えました。核戦争などによる人類の滅亡までのカウントダウンを示す世界終末時計は今年初めて2分を切り、現在「100秒前」となっています。会見したRECNAの中村桂子准教授は「核弾頭の数は数字上は減っているが使用できる核兵器は横ばいだ」としていて世界は質的には軍拡の方向に進んでいるとの見方を示しています。