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【長崎】熱戦!4年ぶりの九州少年柔道大会

2023年07月03日

コロナ禍で4年ぶりとなる九州少年柔道大会が諫早市で開かれました。九州・山口・沖縄の小学生約580人が栄冠を目指しました。

熱気に包まれた諫早市の小野体育館。大会は新型コロナで中止が続き4年ぶりです。個人戦には九州・山口・沖縄の10の県と地域の小学1年生から6年生まで582人が出場し、学年ごとのトーナメント戦で競いました。保護者の応援にも熱が入ります。

小学5年生男子重量の部(45kg超級)に出場したのは、前回1年生の部(男女混合)で優勝した、五島市「岐宿町柔道部」の松本琉生くん。体重は70kg近く、連覇を懸けた決勝に挑みます。体格で勝る相手に対して何度も背負い投げを狙い、攻めの姿勢を見せますが…。力で押しつぶされ、攻め切ることができません。2分間の試合。勝負の行方は判定に委ねられます。結果は3-0。見事、連覇を果たしましたが…。

小5男子重量の部(45kg超級)岐宿町柔道部・松本琉生くん(11):「納得いかなくて相手の方が惜しい技ばっかりで僕は逃げているみたいな感じの優勝だったので悔いが残った」

一方で、うれしいことも…。小学3年生の重量の部(男女混合・35kg超級)で、弟の龍虎くん(9)が熱戦を制し、兄弟で優勝を果たしました。

小3重量の部・優勝 岐宿町柔道部・松本龍虎くん(9):「うれしい。大きな大会で2人で優勝したから」
兄・琉生くん(11):「ちゃんと技を磨いて来年はきっちり技を決めて優勝したいです。3連覇を目指して頑張りたい」

小学6年生男子軽量の部(50kg級)に出場したのは、時津町「修喩館」の平井栄輝くん(12)。初戦は小内刈りで「技あり」、そのまま優勢勝ちを収めます。身長は146センチ。小柄ながらスピードを生かし、技をかけ切る柔道で判定勝ちを重ねます。途中、長崎勢として共に勝ち上がり、切磋琢磨してきた仲間が負傷し、敗退に…。

小6男子軽量の部(50kg級)時津町「修喩館」平井栄輝くん(12):「長崎勢が全員負けたので自分が一人残ったので勝ち上がろうと思って臨んだ」

そして迎えた決勝ー、相手は福岡県の強化指定選手にも選ばれるほどの実力者、去年、合宿で共に練習をしたライバルでもあります。左右、多彩に投げ技を仕掛けられ、何とか耐えしのぎますが…。
惜しくも準優勝となりましたが、前回大会よりも好成績を収めました。自分の弱点を冷静に見極め、次につなげます。

小6男子軽量の部(50kg級)準優勝時津町「修喩館」平井栄輝くん(12):「1位になりたくて必死にやったが、練習をもっと積んで次は全国や九州で1位になれる選手になりたい」

個人戦では長崎勢3人が優勝したほか、準優勝と3位がそれぞれ2人。敢闘賞には6人が選ばれました。