長崎市で老朽化した空き家アパートの外階段が崩落し、踊り場にいた2人が転落。1人が死亡しました。
小柳亮雄記者:
「長崎市愛宕2丁目の事故現場に来ています。奥に見える外階段の踊り場付近が所々さびているのが分かります」
神里公美子アナウンサー:
「ドアの目の前の足場や手すりが右斜め下に傾いています」
13日午後10時半ごろ、長崎市愛宕2丁目で「アパートの階段が崩れ、人ががれきに埋まっている」と付近住民から119番通報がありました。
アパートは2階建ての老朽化した空き家で、長崎署によりますと、市内に住む所有者の43歳の男性が35歳の不動産関係者の男性と共に、外階段を2階にのぼった際、立っていた踊り場が突然崩落したということです。
2人とも高さ約4メートルから転落し、所有者の男性は頭を強く打って、意識不明の重体となり、約1時間後の午後11時35分に搬送先の病院で重症頭部外傷による死亡が確認されました。不動産関係者の男性は体を打つなどのけがをして搬送され、病院で手当てを受けています。搬送時は意識があったということです。
2人は共通の知人2人と共に、4人でアパートを訪れ、死亡した所有者の男性は、「アパートを売りたがっていた」ということです。
警察は、建物の老朽化が崩落の原因の可能性があるとみて調べています。