【長崎】11分間で救える命「勇気を持って行動を」女性の救急救命講座
救急車が到着するまでの時間は長崎市で平均11分。11分間で救える命があります。市民会館で「緊急時に役立つ!女性のための救急救命講座」が開かれました。
講座に参加したのは30代以上の女性10人です。ビデオで基礎的な知識を学んだあと、胸骨圧迫のやり方やAEDの使い方などの実技指導を受けました。
応急手当普及員・平山朋子さん「胸と胸の真ん中のところこの固いところをしっかりまず当てる。それから固定もする意味もあってそのまま体重をかける」
一般に、呼吸停止から10分経つと蘇生する確率はゼロに近いといいます。長崎市では救急車の到着に平均11分かかります。
長崎市消防団広域支援分団・松本菊代分団長:「やっぱり怖いから手が出ないと思う。でも自分が(救命処置を)することでその人が助かる可能性が出てくるということを、自分の心の中に少しでも置いていただければ、その行動に移せるのではないかと思うので、勇気をもって行動するということを心掛けていただきたい」
長崎市消防局によりますと去年、心肺停止で救急搬送された件数は434件で、そのうち227件が救急隊員が到着するまでの間、救命処置を受けずに救急搬送されました。