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【長崎】ドイツのベアボック外務大臣が長崎初訪問

2022年07月10日

ドイツのベアボック外務大臣が10日、初めて長崎市を訪れ、長崎原爆資料館などを視察しました。アナレーナ・ベアボック外務大臣(41)は10日夕方、長崎市の原爆資料館を訪れ、大石知事と田上市長、被爆者の深堀市議会議長が出迎えました。展示室では被爆直後の長崎市の写真や熱線や爆風、放射線による被害の地理的な広がりが投影されるジオラマ、長崎に投下された原子爆弾「ファットマン」の原寸大模型、被爆者の写真、被爆遺物などを見て回り、芳名録に記帳しました。そのあと隣接する国立追悼平和祈念館も訪問し、長崎原爆被災者協議会の田中重光会長(81)と懇談し、被爆体験に耳を傾けました。ベアボック外務大臣は生々しい原爆と戦争の記憶を聞いた。これから共に未来をつくろうではありませんか。ドイツはもう二度と大量虐殺を繰り返しません。日本にもう二度と核兵器が落とされてはなりません。これから若い人たちとともに明るい未来をつくろうではありませんか。ぜひこれからの世代に警告として語り継ぐ必要がある。全世界が核兵器のない平和な世の中になるよう努めたい」と話しました。ドイツは2016年に当時のガウク大統領(82)も原爆資料館などを訪問しています。