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長崎を第二の古里にウクライナ避難民イヴァンナさん

2022年06月17日

戦火が続くウクライナから逃れ今月から長崎で避難生活を送る女性がいます。彼女の夢と、それを支える人たちの思いを取材しました。長崎市の専門学校で日本語を学ぶピアニック・イヴァンナさん(21)。ロシアの侵攻が続くウクライナから3月、隣国・ポーランドに出国、以前から日本のアニメ文化に興味があり、4月に単身、来日しました。今でも姉と祖母はウクライナにとどまり、両親や妹、弟はポーランドで避難生活をしています。イヴァンナさんは「故郷ではたくさんのサイレンが鳴り、ロケットも私たちの街の上を飛んでいました。私はとても怖かったので安全を確保するために避難することにしました。姉と祖母が街に残っているのでとても心配です」と話します。以前から日本語教育のノウハウを持つ長崎市のメトロ書店が支援を名乗り出て住居などを提供し、今月から1年間、長崎で生活することになりました。平日はメトロ書店が運営する専門学校「メトロITビジネスカレッジ」で毎日3時間のイーランニングや1時間半の対面レッスンを受け、日本語を学んでいます。イヴァンナさんを受け入れたメトロ書店の川崎孝代表はこれまでも海外の若者の支援に取り組んできました。川崎代表は「ロシアにあれだけ痛めつけられているウクライナの人たちを微力ながら支援できないかなと思って。自分の娘みたい、孫だな、孫みたいに思っております」と話しました。長崎での生活が始まって半月余り。この日、イヴァンナさんは初めて長崎市が主催する日本語教室に参加しました。週1回、無料で開かれるこの教室では現在23カ国の約40人にボランティアの講師が日本語をマンツーマンで教えています。将来は日本の大学に進学することを希望しているイヴァンナさん。長崎では弓道など、日本の文化を体験してみたいと目を輝かせます。イヴァンナさんは「ウクライナについてとても心配しています。いつもそれについて考えています。両親に会いたいですが今のところそれができません。もちろん私は私の国とそこに暮らす人々が安全ですべて生きていて占領されていないことを望んでいます。この街はたくさんの歴史が残っているのが本当に好きです。大学に行ってロボット工学者になりたいです」と話しました。