子どもたちに「自分らしさ」と「平和」を結びつけて考えてもらおうと、長崎大学教育学部附属小学校で特別授業が開かれました。
4年生と5年生約160人に平和授業を行ったのは、附属小の卒業生でフリーアナウンサーの前田真里さん(44)です。
前田さんは、長崎の被爆者から被爆体験を聞いて衝撃を受けた沖縄・石垣島の小学生が、石垣島で長崎原爆をテーマにした映画「長崎の郵便配達」の上映会を実現させた事例を紹介。児童らに「自分が得意なこと」を平和のための行動に生かせるか考えてもらいました。
5年生:
「俺勉強とバスケのプロ」
「早食いのプロ!」
「私の面倒も見てくれるし、お世話(のプロ)だと思う」
前田真里さん:
「平和に何かつなげることができるかな、自分が何か動くことができるのかなというのを〇〇のプロというのがもしできたらそれをどういうふうにつなげるのか8月9日まで考えてください」
5年生・阿野羽奏さん:
「僕は『けん玉のプロ』なんですけどけん玉って昔からあるから、平和も昔からつないでいきたいから、つながっているかなと思います」
5年生・三浦幹太郎さん:
「戦争中の国などにこういう平和の良さがあるんだよっていうことを伝えられたらいいなって思います」
5年生・安藤史織さん:
「平和とか戦争のことについて書かれている本をオススメなどを選んでみんなに紹介したいなと思います」
前田真里さん(44):
「自分らしくというところとかけ合わせることができたら、自分でもできるかな、自分事に平和のことをできる機会になったらいいなと思って授業をさせてもらいました」
県内外の小学生が長崎で被爆の実相を学び、地元で発信した事例を記録した、前田さんの著書、「小学生記者がナガサキを記事にする」は12日からアミュプラザ長崎のメトロ書店で販売されます。(「小学生記者がナガサキを記事にするみんなに伝えたい戦争や原爆のこと」くもん出版・税込み1430円)