長崎、宮崎、鹿児島3つの国立大学が研究力向上を目指し、連携協定を結びました。
調印式は9日、長崎スタジアムシティノース棟4階の長崎テクノロジーイノベーションキャンパス「NUTIC」で行われ、長崎大学の永安武学長、宮崎大学の鮫島浩学長、鹿児島大学の井戸章雄学長の3人が出席しました。
長崎大学は、地球の自然環境や生態系と、人間の健康が影響し合っていることを認識しながら、持続可能な社会を目指す「プラネタリーヘルスの実現」と「世界を牽引する大学」になることを目標に掲げ、文部科学省などが補助金を出す「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J‐PEAKS)」を申請し、今年1月に採択されました。
これらの予算を使い、更なる研究力向上のため、獣医学部があり、人と動物の両方にかかる感染症の研究などに強みをもつ宮崎大学と、同じく獣医学部があり、感染症や火山、地震などの研究に強みを持つ鹿児島大学と連携します。
長崎大学永安武学長:
「西南九州地区3国立大学の・総合的な研究強化を図り地域社会と国際社会に貢献できるよう全力で努めてまいります」
まずは、今後5年間で研究者同士の交流や共同研究などを通じ、連携の枠組みを強めたいとしています。