被爆者4団体の1つ、長崎被災協は被爆80年に合わせて、国内や世界の人たちに向けたメッセージを発表しました。
長崎被災協 溝浦勝副会長(84):
「今こそ、私たちは『核抑止論ではなく核廃絶を』と世界の人々に訴えます」
メッセージでは、日本政府に対して核兵器禁止条約への署名・批准を求め、アメリカの核の傘は「幻想にすぎない」と批判。被爆者の数が少なくなる中、継承活動を進め、「生きている限り、若者と共に頑張り抜く」との決意を打ち出しています。
長崎被災協 田中重光会長(84):
「今の情勢は危機的な状況にある。それをやはり巻き返していく。核兵器は廃絶しなければならないということを世界の人々に訴えていく」
長崎被災協 横山照子副会長(83):
「本当に原爆の話をぜひ皆さん聞いてほしい。それから『行動に出ましょう』と若者に呼びかけたい」
長崎被災協 田中安次郎理事(83):
「アディショナルタイムに来ているんです。私たちね。若者たちにどう引き継いでいくか。『生きている以上、訴え続けていく』それが私たちの仕事だと思っている」
被災協では今後、メッセージを石破総理や各政党の本部、各国の大使館などに届けたいとしています。