43人が犠牲となった雲仙・普賢岳の大火災流から33年となった3日、被災地の島原市に「いのりの灯」が灯りました。
雲仙岳災害記念館の前で明かりが灯された1015本のキャンドル。島原半島3市の小中学生や幼稚園児らが二度と災害が起きないようにとの祈りを込めて、手作りしたものです。
犠牲者を悼み、災害の教訓を伝えようと記念館が毎年、実施し、今年で18回目。地元のボランティア団体とも協力し、5月から各学校などを訪問しながら、制作を進めてきました。
小学5年生・松尾稀結さん(11):
「災害で亡くなった人に安らかにお眠りくださいという思いで書きました」
小学5年生・中島瑛翔くん(11):
「(絵は)普賢岳。ばあばのいとこが亡くなってかわいそうと思って描きました」
43人が犠牲となった雲仙・普賢岳の大火災流から33年。当時を知らない世代にも災害の記憶は引き継がれていきます。