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【長崎】通り魔的犯行か 長崎大学薬学部生を送検 

2021年09月15日

長崎大学薬学部4年の25歳の男が79歳の女性を殺害した疑いで14日逮捕された事件で15日朝、男の身柄が送検されました。被害者との面識はなく通り魔的な犯行とみられています。長崎市中園町に住む長崎大学薬学部4年の山口鴻志(やまぐち・こうし)容疑者(25)は、先週金曜10日の午後1時すぎ、佐賀県鳥栖市酒井東町の住宅の敷地内で当時79歳無職の大塚千種さんの頭を鈍器で複数回殴り、殺害した疑いが持たれています。山口容疑者は13日(月)の午後0時半ごろ大分中央署に自首し、「鳥栖市内の一軒家の庭で高齢の女性の頭をハンマーで複数回殴った。僕が殴った高齢の女性は死んだかも知れない。とんでもないことをしてしまった」と述べました。持っていたリュックには柄の長さが約38センチ、金属部分が約12センチのハンマーが入っていました。山口容疑者は「ハンマーで頭を殴れば殺してしまうかもしれないとは思ったが、確定的な殺意まではなかった」と行為は認めるものの殺意は一部否認しています。大塚さんは隣の親族の家の庭で除草作業をしていたところ、ハンマーで襲われたとみられます。山口容疑者と大塚さんに血縁関係はなく、山口容疑者は初めてこの地を訪れたという趣旨の供述をしているということです。山口容疑者の足取りについて佐賀県警は、事件前日の9日(木)に長崎市からJRなど使って博多へ移動。事件当日(10日金)、何らかの手段で現場へ行き、犯行に及んだとみています。犯行後はJRなどを利用して一時博多に戻り、土日を挟んで事件の3日後13日(月)には大分に行き自首したとみています。この不可解な九州移動や通り魔的な犯行、さらに事件前日9日(木)の午後9時半ごろ、山口容疑者が一人で暮らすマンションの一室でぼや騒ぎが起きていたことも新たに分かりました。火災報知器が作動し、部屋には鍵がかかっていて、110番通報を受けた浦上署の警察官が駆け付け、合鍵で中に入ると煙が充満し、壁やベッド、雑貨類の一部が焼けていたということです。山口容疑者の姿はなく、警察は放火の疑いもあるとみて行方を追っていました。山口容疑者について大学の同じ学部の同級生は「暗い性格だが、みんなとコミュニケーションを取ろうと頑張っているイメージ」と語り、長崎大学は「成績や学生生活に特に問題はなく、通常通り進級できている学生だった」としています。