ニュースNEWS

【長崎】県内各地で還付金詐欺被害相次ぐ今月6件目

2021年05月25日

長崎県内で同様の詐欺は今月6件目です。各地で市役所の職員を装い、高齢者を狙った還付金詐欺が多発しています。先週金曜の夕方、長崎市の60代無職女性の自宅に市役所の職員を名乗る男から「介護保険料の払い戻しがある」などの電話がありました。そのあと女性はコールセンター職員の「イマイ」と名乗る男から携帯電話で指示を受けながら自宅近くのATMに行き、指定された口座に現金約50万円を振り込んでしまいました。女性が24日長崎署に相談し、事件が発覚しました。また佐世保市では24日、60代男性が経営する会社の事務所に市役所の職員を名乗る男から「年金の払い戻し金がある。まだ間に合うので至急振り込みの手続きを」などとと電話がありました。立て続けに銀行員の「タカハシ」と名乗る男からも電話があり、ATM手続きの指示を受け、指定された口座に現金約200万円を振り込んでしまったということです。高額の振り込みを不審に思った銀行が佐世保署に相談し事件が発覚しています。長崎県警では今年に入って、還付金詐欺の被害を未遂も含め8件把握していますが、うち6件は今月発生しています。被害に遭ったのはいずれも60歳以上の人だということです。長崎県警は金融機関の窓口が閉まる午後3時以降にATMを操作させる手口が増えているとして、「還付金があるからATMで手続きを」という電話は詐欺だと注意を呼び掛けています。