物価高対策や消費減税などを争点に、長崎選挙区の舌戦が続いています。3日に公示された参院選は、20日の投開票に向け期日前投票が始まりました。
長崎市役所の期日前投票所では、朝から有権者が一票を投じていました。
50代男性・経営者:
「やっぱり賃上げですよね。従業員さんになかなか給料が上げられない。上げてやりたいんですけどね」
70代男性・無職:
「物価をどうにかしないと切り詰めるものもだんだんなくなってくる。年金生活もつらいし」
70代女性・無職:
「夫婦別姓の問題、それは私は反対ですのでまともに考えてほしいなと思います」
80代女性・無職:
「幼稚園から大学までただで子どもを行かせてやりたいなって思ってます。今から先このまま放っておくといま若い人たちが歳いったとき生活が成り立たんと思う」
期日前投票所は、順次県内178カ所に設けられます。去年の衆院選より9カ所増えました。また長崎市は暑さ対策として、期日前を含めた全ての投票所をエアコンが設置された施設に変更しました。
投票率アップのための取り組みも進めています。若者の投票を促そうと、11日(金)には長崎純心大学に、長崎市では初めてとなる移動期日前投票所を設置。
投票所までの移動が困難な介護を必要とする人への支援として、郵便による不在者投票の対象外となっている「要介護4認定」を受けている市民に対し、自宅から投票所までの往復タクシー代を上限1万円で助成します。
長崎市選挙管理委員会・西原政彦事務局長:
「3連休の中日で既にお出かけの予定とかがある方もいると思うが、期日前投票をご利用をぜひいただきまして投票をお願いしたい」
長崎選挙区には現職と新人合わせて6人が立候補しています。投開票は20日(日)です。