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長崎商高出身の陸上・廣中璃梨佳が東京五輪代表内定

2021年05月04日

東京五輪の代表選考を兼ねた陸上1万メートルの日本選手権が3日夜、静岡県で行われ、女子で長崎商業高校出身の廣中璃梨佳選手(20)が代表に内定しました。恩師や母親の声を取材しました。廣中選手はトレードマークの笑顔を見せながらスタートラインに向かいました。東京五輪の参加標準記録は廣中選手のベストより5秒速い31分25秒。レースは5000メートルすぎから2人の争いに。廣中選手は残り3周でトップに立つと徐々に突き放しました。標準記録を大きく上回る31分11秒75で見事優勝。オリンピック代表に内定しました。廣中璃梨佳選手(日本郵政グループ)は「走りで絶対に恩返しするんだって強い気持ちで今回も臨みました。今後は世界で戦うという強い気持ちでまた一からつくり上げていきたいです」と話しました。廣中選手は大村市立桜が原中学3年の時に駅伝で全国切符を逃した悔しさを晴らしたいと監督に誘われた長崎市立長崎商業高校陸上部への入部を決めました。長崎市立長崎商業高校陸上部の卜部義信監督は「5時過ぎから起きてご飯を食べて夜8時に戻ってとかそういう生活できつかったかなと思います。それ以上に強くなりたいという意識が高いので乗り越えていったんだなと思います。彼女と自分との話では『目の前のことを大事にしよう』と。だからオリンピックという話をしないんですよ。インターハイで優勝とかいう話もしなくて。1年の時よりも2年、2年の時よりも3年の時っていう成長をしようねって。1秒でもとそういう感じでいきましたね」と話しました。五輪内定を決めた廣中選手の走りを見た卜部義信監督は「優勝した、標準を切った、というのは本当にうれしいけど自分はここでの練習、納得いかずにふらふらになりながら悔し涙を流しながら頑張ってきたなと、そういう思いで見てしまいました」と話しました。母・奈利子さんは「若さと勢いでここまでくることは出来ましたが、『経験』と『挑戦』という2つの引き出しを磨いてもう1~2段ギアを上げていけるように、陰ながら見守っていきます」と喜びを語っています。廣中選手は6月に開かれる日本選手権の女子5000メートルでも代表入りを目指します。