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【長崎】新緑の金刀比羅神社を訪ねて

2021年04月14日

新緑がまぶしい季節です。気持ちの良い青空が広がった14日午後、長崎市の新緑の名所を訪ねてきました。標高366メートルの長崎市の金比羅山の中腹にある金刀比羅神社を訪ねました。境内へ続く参道はまぶしい黄緑のトンネル。降り注ぐ日差しに映えて、まるで青空に輝く黄緑の星のようです。空気は少しひんやりしていて爽やかな山の薫りが満ちています。俳句の春の季語に「山笑う」という言葉がありますが、こんな瑞々しい風景を詠んだのかなあという気分になりました。金刀比羅神社の中村恒宮司(78)によりますと境内には高さ20メートル以上のモミジが何本もあり、樹齢100年以上のものもあるそうです。今年は暖かい日が続いたため、例年より10日から2週間ほど早く若葉が芽吹き、今月あたまから新緑が見頃を迎えたそうです。これから葉っぱの色は少しずつ濃くなっていきますが、今月いっぱいはすがすがしい新緑の風景が見られるのではないかとお話されていました。さて、新緑ですっきりしたあとは、野に咲く春の花々を楽しみながら山をくだり、諏訪神社の隣の長崎公園にある「どうぶつひろば」を訪ねました。ここにはミーアキャットやシバヤギ、ニホンザル、シマリス、アナグマ、マガモ、インドクジャク、インコ、ウコッケイなど20種類近くの動物が飼育されています。その中に、3月31日に仲間入りしたばかりの「クモザル」がいました。名前は「ナナ」。思わず「ナナちゃん」と呼び続けていましたが、ナナは1986年5月28日生まれの34歳、人間で言うと70代くらいなんだそうです。長崎バイオパークで生まれ育ち、性格は穏やかでマイペース。昭和から平成、令和の時代を生きてきた肝っ玉おばあちゃんです。最初は初対面の私に興味を抱いたのか、近付いてきてくれたんですが、顔をしっかりカメラで撮ろうとしたらあっちこっちに動き回って、なかなかうまく撮れません。そこで14日、稲佐山公園の動物担当栗田亜紀子さんに教えてもらったシカがどんどん集まってくる呼び方を試してみました。「ハイハーイ!ハイハーイ!あ~向こうに行っちゃった。無念のハイハイでした」。長崎公園の動物広場は入場無料。開園時間は朝9時半から夕方5時までです。