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【長崎】花見の7人死傷事故 介護職員に求刑

2021年02月04日

去年3月、長崎市で老人ホームの送迎車が電柱に衝突し、利用者1人が死亡、6人が重傷を負った事故で、過失運転致死傷罪に問われた職員の初公判が開かれました。被告の男は起訴内容を認め、裁判は即日結審しました。起訴状などによりますと45歳の介護職員の男は去年3月30日、眠気を催しているにも関わらず、施設が開いた花見の帰りの午後3時50分ごろ、利用者6人と職員1人を乗せた送迎車を運転し道路脇の電柱に衝突。乗っていた当時82歳の利用者の女性を死亡させたほか、85歳から91歳の利用者5人と61歳の職員1人に重傷を負わせた過失運転致死傷の罪に問われています。初公判で被告は「間違いございません」と起訴内容を認めました。また被告人質問では「車の中は暖房で暖かく頭がボーッとしてしまった」「午後4時からの施設のおやつの時間が迫り、眠気を感じていたが運転を続けた」「取り返しのつかない申し訳ないことをした」と述べました。亡くなった女性の娘は意見陳述で「母はこれから孫、ひ孫に囲まれて楽しい日々を過ごす予定だった。二度とあってはならないこと」と訴えました。検察は「事故現場の約7キロ手前から眠気を感じていたにも関わらず、運転を中止するという基本的で最低限度の注意義務に反した」などとして禁錮3年6カ月を求刑。弁護側は「深く反省し、示談もしている。眠気を感じた時、高齢の利用者の事を考え、眠気覚ましに窓を開けたり、暖房を止めたりできなかった」などとして執行猶予付きの判決を求めました。判決は18日(木)に言い渡されます。