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新型コロナをめぐる誹謗中傷 長崎でも

2020年08月11日

感染拡大が止まらない新型コロナをめぐり、今、全国各地で誹謗中傷が相次いでいます。そのニュース、長崎では。飲食店経営の男性「店の前、ちょっと入口を避けたところにこういう感じでありましたね」愛媛県今治市。飲食店を経営する男性が店先で見つけた1枚のビラには個人の苗字と顔写真が載せられ、横には大きく「コロナ注意!」の文字が。写真の男性が感染者かどうかはわかりませんが、こうしたビラは名誉棄損などの罪に問われる可能性があります。飲食店経営の男性「何を考えとんかなっていうのは正直なところ」県内でも、県や保健所に誹謗中傷に関する相談が多く寄せられています。中でも月2日(日)、感染拡大を防ぐため県が名前を公表したスナック「プレシャス」に対しては「プレシャスって店がまともな対応をしてなかったせいで二次被害。最低」「姉ちゃんがコロナ媒介してたんやな」といった事実無根の書き込みがSNS上にあるなど誹謗中傷が相次ぎました。「プレシャス」は利用客や従業員の感染が複数確認され、5人以上の集団感染「クラスター」と認定されました。しかし感染拡大の責任が店にあるわけではありません。県福祉保健部の中田勝己部長「クラスターという名称が、あたかもそこが原因か、またはそこに何か問題があったのかという表現に聞こえてしまうという部分がある。クラスターが起きたから店への対策が取られていないと定義しているわけではない」NCCの取材に応じたプレシャスの関係者によりますと、従業員は全員マスクを着け、手指消毒のアルコールや空気清浄機を2台置き、カラオケ機器も使い終わる度に消毒したということです。店は「利用客が感染した」と保健所から連絡をもらった7月31日から臨時休業しています。8月8日(土)に店内の消毒を済ませ、17日(月)まで休業する予定です。プレシャスの関係者「少しでも拡大防止につながればと思い公表を了承したが出さないほうが良かった。犯罪者扱いで誹謗中傷がきている。自分たちはしっかり対策して仕事していたのに、自分たちが悪いことをしたのか?」県福祉保健部の中田勝己部長「我々の情報の伝達の仕方や誤解を生む表現の仕方もいろいろあったと思う。そういう状況の中で店に誹謗中傷が生じてしまったのは非常に残念なことだし、我々としてもお詫び申し上げなければいけない」感染者の早期発見と感染経路を特定するためには店名や施設名の公表が必要な場合があります。しかし、誹謗中傷が相次ぐと関係者が公表に消極的になってしまうため感染拡大が防げなくなります。県福祉保健部の中田勝己部長「その場所がもし感染拡大の可能性がある場合には感染の確認が遅れる」相次ぐ誹謗中傷を受け、県は専用の相談窓口を設置することを決めました。弁護士などを紹介し一部費用を負担するなど支援体制を整備する方針です。県福祉保健部の中田勝己部長「名誉棄損にあたる、重大な犯罪行為もしくはそれに近い行為だと思っているので法的な措置も含めてやらざるを得ないのは残念。いろいろな要因が重なり合って、本人も注意していたし、なりたくてなったというものではないので個人を責めるのは誤りだと思っている」