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【長崎】72歳女性死亡…無理心中の可能性も視野

2020年06月04日

3日に西彼・時津町で背中などに刺し傷のある72歳の妻が死亡した事件で警察は腹をけがして救急搬送された同居の夫が無理心中を図った可能性も視野に調べを進めています。3日午後2時半すぎ、時津町野田郷の自宅で無職の田中智子さん(72)が和室の布団の上で血を流し倒れているのを息子が見つけ110番通報しました。智子さんは搬送先の病院で死亡が確認され、背中には刃物で刺されたとみられる傷が複数ありました。敷地内にいた76歳の夫も腹にけがをして長崎市内の病院に入院しています。閑静な住宅街で起きた痛ましい事件から一夜明けた4日、警察は田中さんの自宅玄関の辺りを鑑識作業していました。物干しには夫婦のものとみられる洗濯物がきれいに干されたままになっています。2人に一体何があったのでしょうか。7、8年前に夫の実家を建て直し2人で暮らしていた田中さん夫婦。近隣住民によると、庭で仲良く野菜を栽培していたということです。住民は「仲良く協力してスイカとかトウモロコシを作ってらっしゃる」「ご主人から奥さんの悪口を聞いたことがないし奥さんが旦那の悪口を言ったことがない」「何でこんなことが起きたのか、考えられない」など話しました。妻の智子さんは体調を崩す約15年前まで時津町社会福祉協議会でパートとして訪問介護をしていました。当時の同僚は「とても真面目な人で利用者からも人気があった」「こんなことがあって本当にびっくりしている」と涙ぐみながら話しました。一方で近隣住民の中には最近の田中さん夫婦の様子に違和感を感じた人も…。「智子さんは丁寧にあいさつする人ですけど3日午前10時すぎは下を向いて私の車にも気づかない状態だった」「(同居する夫は)5月はあまり喋らなくなった」など話しました。近所でも評判の仲睦まじい2人に一体何があったのかー。状況的には夫が無理心中を図った可能性もあり、時津署は夫の回復を待って事情を聞く方針です。