長崎県美術館など長崎県営施設が再開
新型コロナ感染防止のため休館していた長崎県美術館などの県立施設が約1カ月半ぶりに再開しました。長崎歴史文化博物館は先月11日以降、臨時休業しました。入り口では職員が入館者の体温を測り、感染が発生した場合に備え、代表者の連絡先などを控えます。水嶋英治館長は「一番気掛かりだったのは子供たち、休校していたりして本来だったら受け入れないといけないところだったのにできなくて心苦しかった」と話しました。長崎県美術館も入り口にサーモグラフィーを設置するなど感染予防対策をとった上で再開しました。休館の間、予定していた企画展を中止や延期にするなど対応に追われました。小坂智子館長は「ようやく開館できて皆さんに来ていただいて活動できるのでほっとしている。おうちの中に閉じこもっていて退屈だったり気持ちが鬱屈したりした人も違う場所に出掛けてゆっくりした時間を過ごしてほしい」と話しました。両館ともにしばらくは長崎県内の人のみの立ち入りを呼び掛け、開館時間も短縮します。