対馬市で古代米「赤米」の田植えがあり、赤米文化の継承活動に取り組む歌手の相川七瀬さんと地元の小中学生が一緒に苗を植えました。
赤米の神田で田植えをしたのは、対馬市厳原町豆酘(つつ)地区の小中学生と久田小学校の児童ら18人、2012年から対馬市赤米諮問大使を務める歌手の相川七瀬さんです。
豆酘地区では1000年以上前から赤米を栽培しているとされていて、御神体として赤米を祀る一連の行事は、国の選択無形民俗文化財にも指定されています。
相川さんは2011年、対馬の音楽祭に出演したことをきっかけに赤米と出会い、翌年から田植えに参加するなど大使として赤米文化の継承に尽力しています。
相川七瀬さん:
「昨今お米不足でいろんな問題になっていて、皆さんご苦労があると思うんですけど、改めて子どもたちが田植えする時にその1本1本の稲っていうものが自分の生活、命とどうつながっているのかみたいなことも今回感じてもらえるんじゃないかなって期待しながら一緒に植えた」
豆酘中3年生:
「人が少ないのが問題だから、豆酘だけじゃなくて対馬市自体でどんどんつなげていけたらって思ってます」
農家太田和雄さん:
「赤米いうのは豆酘というか日本の宝だと思ってますから、続けて作れるようになれればいいなと思ってます」
順調に育てば、10月ごろに稲刈りをする予定です。