児童たちが長崎の魅力を再認識し、旅行者に発信する大切さを学ぶ出前授業が行われました。
出前授業を受けたのは、長崎市の仁田佐古小学校の6年生43人です。人口減少が進む中、長崎の魅力に気付き、発信する人材を育てようと、長崎市が昨年度から始めました。
長崎市観光政策課総務企画係 岩永浩係長:
「将来、仮に長崎を離れたとしても自分の言葉で長崎ってこんな良いところがある、こんなおいしいものがあるというのをぜひ伝えてほしい」
児童たちは、「観光教育」を進める名桜大学の寺本潔教授と共に、観光客の特性に合わせた情報発信の仕方を考えました。
児童たちは学んだことを生かして、観光案内所で長崎のおすすめスポットを紹介する想定で、オリジナルの台本を作り、寸劇形式で発表しました。
児童:
「みんな色々な意見が出て違ったりしたのが、すごく『え?』ってなるところもあって面白かったです」
児童:
「長崎の観光の魅力とかそういうところがわかったし、もっと他の旅行先とかでも魅力を伝えていけたらと思います」
長崎市観光政策課総務企画係 岩永浩係長:
「私たちが今まで気づかなかった部分も、子どもたちが考えてるんだというのがわかったので、それだけでも良かったと思います」
長崎市は、今年度9月と10月にも、小学校と中学校で観光教育の出前授業を予定しています。