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【長崎】女子中学生誘拐「家出願望」につけ込んだか

2020年05月12日

長崎県内の女子中学生を誘拐した疑いで大阪府の40歳の男が逮捕された事件。男は女子中学生の悩みに付け込んで誘い出したことが新たに分かりました。東大阪市の無職鮫島裕行容疑者(40)は5月5日、SNSを通じて県内の女子中学生を諫早市から東大阪市内まで言葉巧みに誘い出し、3日間連れ回すなどした疑いで11日に逮捕され12日送検されました。その後の警察への取材で鮫島容疑者はSNSなどのやりとりで女子生徒が悩みを抱え、家を出たがっていることを知り、危機感を持たせず安心させるような言葉を掛けて誘い出したことが分かりました。女子生徒は「散歩に行ってくる」と1人で家を出たあと鮫島容疑者が指定した待ち合わせ場所に行き、会ったということです。長崎県警によると県内では2013年以降、SNSを発端に未成年者が誘拐される事件が2017年に2件、翌2018年に1件起きています。SNSにはそんな危険が潜んでいます。長崎県内で子どもや保護者向けにSNSなどのメディアの使用法を指導・啓発する「長崎県メディア安全指導員」の梅木澤茂さんにSNSの危険性や対策を聞きました。梅木指導員は「オンライン上で優しく語り掛ける大人たちがかなりいる。『家出したいならおいで』とか『遊びたいならおいで』とか、またそれを掲示板の中で訴えるとそれにアポイントをしてくれる大人たちの掲示板っていうのはたくさんある」と話します。全国で「ステイホーム」が叫ばれる中で起きた今回の事件、梅木指導員は「ステイホームになってみんなすることがないと公園に遊びに行っても遊んではいけないよと言われてしまうような状態の中でだんだん退屈な時間を過ごすとSNSに入り込んでしまっている」と話します。梅木指導員はSNSを介して被害に遭わないためには保護者による管理が必要だといいます。機種によってはアプリの使用時間を確認したり、スマートフォンの使用時間を制限したりすることができます。梅木指導員は「時間の設定、アプリの設定、アプリを入れるか入れないかも決められますし年齢とともに成長とともにひとつずつ、社会の仕組みが分かっていったらひとつずつ機能を追加するように、親にもそういう風に考えてもらえれば防げる被害はたくさんあると思います」と話しました。