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長崎のクラスター客船 タクシーとバスで乗員移動

2020年04月23日

新型コロナウイルスのクラスター(感染者の集団)が発生した長崎港のイタリアのクルーズ客船「コスタ・アトランチカ」の乗員を乗せたことで休業を余儀なくされたタクシー会社もあります。観光タクシーの馬場雅朗社長は「運行の拒否ができないタクシー業ではそれ相応の理由がないとお断りはできない」と話します。長崎市の「観光タクシー」は香焼工場と長崎空港・JR長崎駅間で乗員を送迎していました。乗員を乗せたのは県が乗下船の自粛を要請した3月13日よりも後で、先週まで依頼があったということです。運転手70人のうち15人ほどが担当しました。馬場社長は「行政にはもう少し強く要請を出してもらえなかったのかな、もっと周知の仕方があったんじゃないのかな。タクシーの場合は1台の狭い中に3密ができあがって何十人も乗せるわけですから」と話しました。観光タクシーは4月22日から5月6日までの休業を決めました。乗車記録を保健所に提出し、陽性反応の乗員が乗っていなかったか確認しています。また長崎県交通局も3月26日と27日に乗員を当時、船が停泊していた長崎市の松が枝港から長崎市内のホテルや長崎空港に貸切バスで運んでいたことを明らかにしました。県交通局は当時、船に感染者がいなかったことなどを踏まえ、県の対策本部に相談せず独自の判断で乗員を運んだということです。